京都府木津川市加茂町にある岩船寺(がんせんじ)の紫陽花です。
岩船寺は京都山城(やましろ)の紫陽花の名所です。
紫陽花は30種以上・5000株ほどと言われています。
初夏には境内は色とりどりの鮮やかな紫陽花、多種多様な華やかな紫陽花につつまれます。
また、ここの紫陽花は背景に朱色の三重塔が入り何とも絵になります。
さらに境内にある貝の形をした「貝吹石」付近からは、
木津川市内や棚田なども一望もできます。
2016年6月23日訪問、撮影です。
(2016年6月23日)
⇒岩船寺(がんせんじ)の説明・見所・アクセスなど
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岩船寺(がんせんじ)は木津川市コミュニティバス「当尾線」の「岩船寺」バス停が最寄です。
バスはかなり小型のバスです。
山道をどんどん登って行き、誰も乗らなさそうな山の中の無人のバス停をどんどん過ぎていきます。
15分ほどで岩船寺に着きます。
バスにはJR大和路線(関西本線)の加茂駅から乗りました。
この日は、前日から朝にかけての大雨の影響でJR奈良線の快速電車が運休になったり、
ダイヤがかなり乱れたりしており、着くのが予定より大幅に遅れました。
少しイラッとしていましたが、バスに乗って出発を待っていると、
そのバスに乗っていたおばあちゃんが運転手さんに「飴ちゃんどうぞ」と言って飴をあげました。
「大阪のおばちゃんや」って言って冗談も言ってました。
多分地元の方で大阪のおばちゃんではないと思います。
運転手さんも笑顔で「後でいただきます」って言って飴ちゃんを受け取ってました。
すると、おばあちゃんは私にも飴ちゃんをくれました。
何か和みました。しかもニッキ飴。シブい!
さっきまで少しイラッとしていた自分を反省しました。
そんなこんなでかなり時間はかかりましたが、ようやく岩船寺に着きました。
山門をくぐると落ち着いた雰囲気の境内へと続きます。いきなり紫陽花のお出迎えです。
本堂近くでは白い柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)が見ごろをむかえています。
三重塔、鐘楼を過ぎると「広場公園」(休憩所)に続いています。
広場(休憩所)やそこに通じる参道に色とりどりの紫陽花が咲いています。
三重塔の横から斜面を登っていくと歓喜天堂(聖天さん)があります。
「貝吹石」はこちらという矢印が出ており道が続いています。
「貝吹石」というのがおそらくあるのでしょう。
直ぐに着くと思っていれば結構長い道です。
ただ爽やかな緑につつまれており気持ちが良いです。
しかもここから京都の山城地域、木津川市が一望できます。見事な見晴らしです。
来た道を戻って本堂前です。十三重石塔などもあります。紫陽花が溢れています。
三重塔と十三石塔と紫陽花です。ピンクのボールが飛び跳ねるような紫陽花です。
「京都山城の静かな山寺。鮮やかな賑わいが聞こえてきそうです。」
(↑「そうだ京都、行こう。」風に…)
見方によってだいぶ雰囲気が変わります。紫陽花が主にも三重塔が主にもなります。